日経におもしろい記事がありました。
下の表は、睡眠アプリを使用する人が増えているというグラフです。
アプリの使用率は2020年7月に一度下がっています。
この時期、コロナは一旦収束の傾向にあり、私たちの生活も通常に戻りつつあった頃でした。
つまり、コロナ禍において睡眠時間が不規則になりがちな生活から、元に戻りつつあったのですが
それ以降、第2波第3波と続く中で、再び利用率は増加傾向にあるということです。
記事はさらに続きます。
通常、睡眠アプリは睡眠時間を記録するものですが、問題はその利用時間の変化だというのです。
以前に比べ、利用時間帯に変化が生じています。
特に就寝が深夜0時過ぎをピークに、朝の起床時間も8時以降がピークという「遅寝遅起き」という
夜型の生活様式に変化しつつあるという内容でした。
記事は睡眠を含む社会全体の生活様式の変化は消費や購買行動に変化を及ぼすであろうといっています。
睡眠健康指導士としての意見を言うならば、睡眠時間は毎日同じ時間に起床することが大切であると考えます。
例えば休日前に夜が遅くても、翌朝はいつもと同じ時間に起床すること、不足分は昼寝で補うことを推奨します。
あえて言うならば「遅寝早起き」の習慣ですね。
これは体内時計とサーガデイアンリズムの関係にも起因します。
ですから、今回のこの記事は大変興味を持ってみています。
今後、睡眠学会においてもこの記事に対する見解を確認しておきたいものです。
ちょっと難しい話をしてしまいました(笑)