「人生ゲーム」というボードゲームが好きでした。
子供の頃、願ってねだってようやく買ってもらった「人生ゲーム」。
当時は『億万長者になるか、貧乏農場に行くか』というキャッチでした。
「住宅すごろく」はご存知ですか?
これは賃貸住宅から始まり、新築マンションを買い、最後に戸建住宅を建てるという順番の
人生ゲームのような例えです。 『いつかはクラウン』といわれた時代と同じですね。
ゴールは一戸建住宅なんですが、最近、そこにもう一つの選択マスが増えたようです。
それは「中古住宅」。
今、中古建てや中古マンションの価格が上昇しています。
8月の段階で、首都圏における中古マンションの成約価格が前年比約3.5%の上昇価格。
中古建住宅は6.1%も上がっています。
コロナ禍において、住宅に関する感覚が変わってきたようです。
当然、お部屋の広さや交通の便のよさは大切ですが、それ以上に、趣味や巣篭もりライフを
充実して過ごせる環境と、お部屋の広さなどが求められているようです。
住宅を「ハコ」として捉え、住む人のオリジナリテイーの高い住まいに変える考え方が
高まっています。
そんな方々を対象とするムック本も多く出版されています。
以前から、私がお客様にお話しするコトバのひとつに
「私たちが提供するのは「箱物」と考えてください。中にはお客様らしいものを作ってください。
それがライフスタイルです。」とお話してきました。
もちろんバリアフリーや断熱に代表される使いやすさは大切ですが
それ以上の「押しつけ」ではなく、住む人の本当に安心するものをご提供していきたいと思います。
人生ゲームも昭和~平成~令和とそのゲーム内容も変化をしてきました。
シロかクロかの二択ではなく、可能性が増えてきたと感じます。
リフォームはその可能性の一つですね。